Animation - Kyousougiga Vol.0 [Japan DVD] DSTD-8875

TVシリーズの0話でこの作品に出会いました。映像は綺麗だけど、なんだかよくわからない……でも気になる！それが第一印象。過去のインタビュー等を漁って読んでみましたが、かなり実験的な試みとしてスタートした企画だったんですね。最初は「武器を持った女の子が主人公」という指示だけがあり後は自由に作らせてもらったのでとにかく"絵"優先で監督の好きな要素を詰め込みまくったとか。そういう経緯があるので一番最初の5分PVは今のTV版とは大分設定が違っているように見受けられました。2011年の25分PV、2012年のショートストーリーと進む毎にTV版へと近付いていくのがわかります。まさにプロトタイプ。この零巻はTV版を補完する内容かと聞かれればNOと答えます。25分PV（TV版0話）に関しては設定の違いがあるのでかえって混乱しますし、ショートストーリーはほとんどTV版に再利用されています。（第3話 八瀬、妖怪鏡都通信 は例外でTV版に無かったエピソードがあります）WEB版を知らずTV版で満足している人には買わなくてもいい巻かもしれません。個人的には5分PVだけでも充分満足できる出来なので買って良かったと思えました。コメンタリーは釘宮理恵（コト）、鈴村健一（明恵）、関弘美（プロデューサー）の御三方。本編に対するツッコミは少なくキャスト・スタッフならではの裏話が多めです。リップサービスを差し引いても釘宮氏、鈴村氏がこの作品に思い入れを抱いているのが伝わってきました。この作品に惹かれる人は、作風に対する鈴村氏のコメントにかなり共感を覚えるのではないでしょうか。初回特典のドラマCDは阿吽と伏見のお話。TV版では見られなかった珍しい組み合わせですね。ちょっとキャラ萌え？っぽい要素もありつつ鏡都の世界観にも触れる内容でおまけとしては満足。唯一気になったのは映像特典のノンテロップED+エピローグ。元のEDは黒い画面に白文字でスタッフロールが表示されるだけのものだったのでノンテロップにしても真っ黒になるだけという……わざわざ収録する必要があったのか疑問です。

最近流行の「視聴者に考えさせる」系のアニメだけど、おもしろくて好きです。

2011年配信からのファンです。世界観、キャラデザ共に大好きなので円盤化は本当に嬉しかったです。Web配信の第一弾、第二弾が収録されています。TV版も佳境ということで、今まで謎だった部分が解き明かされさらに面白く見ることができます。個人的に第二弾を見ると、隠されたストーリーが浮き彫りになってとても感動しました！コメンタリーも楽しかったです。限定パッケージは、眩しいスリットがかっこいいですが、上下にある黒い紙？が案外スルスルっと取れちゃうので、どっかいっちゃいそうで不安なとこはあります(笑)でも、何周もしちゃうくらい楽しめます！買ってよかったです！

ネット配信は携帯では見辛くて、早くDVD化しないかなぁと待ってたんですよねー。テレビ編の予習としてネット配信分も放映されましたが、買いますよ!きっちり!最近のユルい日常系しか見てない人にとっては、「なんじゃこりゃ。わけわからん。」でしょうが、アニメってのは本来これくらいパワフルでハチャメチャな物だったんですよ。「トムとジェリー」を例えにしてる方もいらっしゃいますが、赤塚不二夫ギャグにも通じる物があると思うんですよね。パワーが。意味がわからないて方は公式サイトをご覧になってください。あと、画面の端にチョロチョロしてる兎と蛙と…何だっけ?とにかく、あれらは「鳥獣戯画」と言う日本最古の漫画のキャラです。これをもじって、タイトルにしてるんですねー。大人ならわかる筈だけど、小中学生は知らないでしょう。ググって画像見てください。図書館で美術書見るのも良し。コトの弟達は本当の弟ではなく、ストーリーの説明欄には式神と書かれてます。作中、赤と青の鬼みたいなのに変化(へんげ)してたし。式神は陰陽道に出てくる、西洋魔術の使い魔に相当するモノです。阿(あ)・吽(うん)と言う名前は、神社の狛犬(こまいぬ)の名前で有名ですが、「阿吽の呼吸」て言葉もあるので、自力で調べてください。仏教関係の雑学がある方が、この作品は楽しめます。大人なら、そんな事知ってるよと言う程度の知識ですが、平成っ子て知識偏ってるみたいだから。予備知識があれば、楽しめますよ。